今回、子どもたちは2班に分かれ、印刷の基礎知識を学びました。
そして、印刷の現場で作られた印刷物やその製作過程を実際に見学しました。
私たちスタッフは、カラー印刷の仕組みを楽しく伝えるため、「カラーのチラシは何色を使って印刷されていると思う?」と子どもたちに質問しました。
すると、「2色かな?」「6色?」といった答えが返ってきて、子どもたちが一生懸命考えながら参加してくれる様子がとても印象的でした。
見学では、実際に印刷機が動く様子を間近で見てもらいました。
印刷物が機械を通るたびに1色ずつインクが重ねられ、次第に色が増えていき、最後には鮮やかなフルカラーが完成する工程は、子どもたちにとって大きな驚きだったようです。
質問タイムでは、子どもたちの興味が一層深まったようでした。
「1日でどれくらい印刷ができるの?」という質問には、「1台あたり約5万枚を印刷できます」と答えると、子どもたちから「えーっ!」という驚きの声が。
その後、「工場にはこの印刷機が7台あるから、1日で最大35万枚の印刷が可能です」と伝えると、さらに「すごい!」という感嘆の声が上がりました。
また、「4色でどうしてカラーになるの?」という問いに対しては、「4色それぞれの割合を変えて重ね合わせることで、様々な色を表現しているんです」と説明。4色の濃淡だけでカラーが作り出される仕組みについて興味を持って耳を傾けてくれている様子が印象的でした。
見学を通じて、子どもたちは印刷の仕組みや製品ができるまでの流れを知り、「印刷」というものが身近でありながら奥深いものであることを感じてくれたようです。
特に4色のインクを使ってカラーが表現される過程には、感動や不思議を感じてくれた様子が印象的でした。
野中小学校のみなさん、真剣に見学し、話をしっかり聞いてくれてありがとうございました。
またぜひ、工場に遊びに来てくださいね。