印刷の方式には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
現在、最もポピュラーな商業印刷の主流として用いられているオフセット印刷は、版を焼くことによって大ロット印刷が安価にでき、ページ印刷やトムソンなど豊富な後加工に適しています。また、紙の厚みや種類など対応紙の自由度の広さがあり、色にこだわった特色印刷も可能です。
一般的にフルカラーの印刷物は、色の三原色+キープレートK(ブラック)の4色を基本的に採用し、4色インキ(シアンC / マゼンタM / イエローY / ブラックK)のそれぞれの版が、重なり合って印刷され、フルカラーが再現されています。
注意
光の三原色(R / G / B)は、一般的なテレビや携帯電話、パソコンなどのモニターに採用されている(加法混色)色表現なので、印刷データには使用できません。
当社の印刷対応データは完全データ
Adobe Illustrator(アウトラインデータ)、Adobe InDesign(PDF書き出しデータ)
Microsoft Office(Word・Excel・PowerPointデータ)はPDF書き出しデータ
※詳しくは入稿ガイドライン
データ入稿時の仕様を掲載しています。
オフセット印刷には、紙1枚ずつに印刷をしていく枚葉印刷、巻取り紙(ロール紙)に連続的に印刷する輪転印刷などがあります。
枚葉印刷は1枚ずつの紙に印刷するため、紙の選択に自由度が大きく、小ロットの印刷にも対応しています。
両面を一度に刷れる両面印刷機や、色数・用紙サイズ・乾燥方式やインクの種類などによって様々な枚葉機を使用しており、商品それぞれの最適な印刷機にて印刷を行います。
輪転印刷は印刷機上でインキ乾燥、用紙の折りと断裁ができるため、生産性が高く大ロットの印刷(大部数の書籍の印刷など)に使用しています。